もしあなたが初めてのスリランカでコロンボに立ち寄れる機会があるなら、押さえてほしいレストランが「NUGA GAMA(ヌガガマ)」。スリランカの食文化がぎゅっと凝縮されたテーマパークのような場所なのです。このレストランを体験するだけで、スリランカカレーがなんたるかを知ることができるでしょう。そんなヌガガマの楽しみ方をお伝えします。
伝統的なスリランカの村のスタイルを体験
東京でいうならば帝国ホテルやホテルオークラのように格式高く歴史のあるホテルである「シナモングランドコロンボ」の中にある屋外レストランが「NUGA GAMA(ヌガガマ)」。
メインロビー右手のコーヒーショップを抜けたところにある階段を下りると、すぐ右手にあるバーを抜けたところにヌガガマへと続く道があります。このレストランのコンセプトは「伝統的な村の生活」。エントランスも農村の風景を忠実に再現しているのです。
大都会コロンボにいながら、まるで郊外の村に遊びにきたような感覚になれるのが楽しい!
村の中には樹齢200年のバンヤンツリーを囲むようにダイニングエリア、オープンキッチン、売店、牛とニワトリのいる農場が配置されています。
席に着くと足元をニワトリがすり抜けていくことも。
ビュッフェスタイルで気になる料理を好きなだけ
ビュッフェブースには数えきれないほどの料理が「ワラン」と呼ばれる素焼きの土鍋に入って並んでいます。男性スタッフは伝統的なサロンスタイルでサービス。
ひとつひとつのワラン(土鍋)には英語で料理名が書かれているので、何のカレーなのかが分かりやすいんです。
チキンにマトンに魚にエビにかぼちゃにゴーヤ…。
スリランカの代表的なカレーが一通り並んでいるので、少しずつ取ってまずはそれぞれのカレーの味の違いを楽しむのがおすすめです。
ヌガガマではカレーだけでなく、軽食やスイーツも充実。
スリランカの言葉でピッタラアーッパと呼ばれるエッグホッパーはパリパリふわっとした食感がさすがホテルの味なので絶対に食べて欲しい一品。
カレーばかり食べ過ぎてお腹いっぱいにならないように調整しましょう。
彩り豊かなたった一つのスリランカプレートを
スリランカカレーの盛り付けにはちょっとしたコツがある。まずはお皿の中心にご飯をよそって、その周りを囲むように5種類くらいのカレーやお惣菜を盛り付け。わたしはついつい欲張って色んなカレーを一度によそってしまうけど、スリランカの人に言わせるとそれはナンセンスらしい…。お皿の上には手で混ぜるためのスペースを空けておくのも忘れずに。
緑に黄色、オレンジと色彩豊かなのもスリランカカレーの魅力。
このカレーとこのカレーを組み合わせるとどんな味になるかなーとか、このカレーの隣にはこのカレーを盛り付けると綺麗かなーとか、プレートに自分で盛り付けするだけでもテンションが上がります。
こちらはワラカと呼ばれるジャックフルーツ。他の場所で食べたジャックフルーツのカレーが忘れられずヌガガマのスタッフに尋ねたところ、「今日はジャックフルーツのカレーはないけど、フルーツのようにそのまま食べても美味しいよ」とわざわざ奥から出してくれました。スリランカでは、熟したジャックフルーツに胡椒をかけて食べるんだそう。ピリリとした黒コショウが、ジャックフルーツのねっとりした甘さをひきたててクセになる味です。
ヌガガマへのアクセス
タクシーやトゥクトゥクのドライバーに「シナモングランドまで」と言うと、迷うことなく連れてってくれるでしょう。
シナモン系列のホテルは他にも「シナモンレッド」「シナモンレイクサイド」などが近くにあるのでお間違えなく。
ヌガガマで食べられるスリランカカレーはどれも伝統的なスタイルのものばかり。
昔ながらのスリランカカレーは辛さもありながらやっぱり体に優しい味わいです。もしコロンボに立ち寄れるならまずはこちらでオーソドックスなスリランカカレーを楽しみましょう!
ヌガガマのホームページはこちらから>>>
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