北海道のおよそ8割の国土のなかに8つの世界遺産がひしめきあうスリランカ。インドの南東に浮かぶ光り輝くこの島はインド洋の真珠と呼ばれています。
美しい海岸線から清涼な高原地帯まで、自然豊かな恵まれた環境にはたくさんの野生動物が生息し、色鮮やかなフルーツや野菜も豊富です。
そんな環境だからか、スリランカの人たちはとても穏やかで親切。治安が良いので、女性のひとり旅にもグループ旅行にもぴったりの旅行先です!きょうはスリランカで癒されたいすべての女性に贈る「スリランカおすすめ観光スポットBEST5」をご紹介します。BEST
5位 ダンブッラ
第5位はスリランカの中央、文化三角地帯に位置する「ダンブッラの石窟寺院」。
黄金に輝くという意味の「ランギリ」という岩山の上につくられた寺院で、黄金寺院としても有名です。入り口にどでかい金色の大仏がありますが、これは最近になって建てられた博物館。左わきにある階段へ進んでずんずん岩山を登りましょう。登り切った高台からの眺めも最高です。

ダンブッラの石窟寺院は、自然にできた洞窟5つが連なった寺院になっていて、仏像や涅槃像が置かれています。もともとは僧侶の修行の場として建てられたようです。第1窟にある涅槃像は全長14mあり迫力です。

仏さまの足の裏が赤いのは、ブッダが赤土のスリランカに降り立ったことを表しているそう。
それぞれの洞窟はカラフルな壁画が描かれていますが、第1窟から第5窟まで造られた時代が異なります。時代によって仏像や壁画の色合いやデザインが変わっていくのも見どころのひとつです。

世界遺産でもあり歴史的価値の高い「ダンブッラの石窟寺院」ですが、私が魅力的にだと感じたのはここを訪れるスリランカの人たちの信心深さ。生活と信仰が共にあるスリランカでは、家族や友だちとのお出かけ先のひとつに「お寺」があります。

小さな子どもたちがお行儀よく一生懸命お祈りしている姿を見ると、なんだかジーンとします。
スリランカではどこのお寺でも、タンクトップや短パンのような肌を露出した服装では入ることが出来ません。入り口で靴を脱いで裸足か靴下で入りましょう。また、仏像にお尻を向けて写真を撮らないように注意が必要。そのくらい神聖で大切な場所なのです。
4位 ゴール
4位は「ゴールの旧市街と要塞」。スリランカの南西海岸の先端に位置するゴールには、ポルトガル・オランダ・イギリスの植民地支配を受けていた当時の建物が多く残り、ヨーロッパ建築と南アジアの伝統が混在しているエリアです。
ゴールにはお洒落なカフェや雑貨屋さん、アートギャラリー、ゲストハウスも多く旧市街を歩いているだけでもわくわくします。

大切な人へのお土産はゴールで揃えられそう!

旧市街を取り囲むように築かれた城塞。日が沈む時間になると、サンセットを待つ人たちの姿が。
スリランカの夕日はどこで見ても圧巻ですが、インド洋にゆっくりと沈んでいくゴールの夕日は神々しいような懐かしいような。

コロンボからゴールまでは高速道路が通っているので、車で出かけるならおよそ2時間。スリランカの数ある観光地の中ではもっともアクセスのよい場所です。コロンボに滞在しながら日帰りトリップもできますね。
コロンボから鉄道でのんびりお出かけするのもおすすめ。ただ、鉄道は本数が少なく車やバスに比べて時間がかかるのでしっかり下調べをしてからどうぞ!
3位 ミンネリア国立公園
3位は「ミンネリア国立公園のエレファントサファリ」。世界遺産のシギリヤロックやダンブッラの石窟からも近い場所に、野生のゾウを見ることが出来るミンネリア国立公園があります。スリランカには20を超える国立公園があり、絶滅危惧種を含む多様な動植物が生息しているそうです。
スリランカでは道路でばったり野生のゾウに出会うことも多いのですが、ミンネリアに集まるゾウはその数がダイナミック。草や水を求めて多い時には300頭以上が群れを作ります。どこまでも続く壮大な草原に集まってくるゾウの姿に思わず息をのみます。

こんなに近くまでゾウが近寄ってきてくれることも…。長い鼻先でくるくると円を描き草を食べる様子を間近で見ることができます。親子ゾウや発情期の雄ゾウの生態も見どころです。
ミンネリア国立公園に行くときに注意したいのは、時期と時間帯。ベストシーズンは7~9月と言われていて、それを逃すとゾウが全くいない…なんてことも。また、日中は日差しが強すぎてゾウが木陰に隠れてしまうので、活動を始める夕方に合わせていきましょう。
2位 トリンコマリー
2位は「トリンコマリーの透明な海」です。スリランカの北東部に位置するトリンコマリーは世界で5番目に大きい自然の港を持つ港湾都市。長年の内戦の影響を受けたために開発が遅れ、美しい海が手つかずのまま残っています。
まだまだ観光客が少ないので、こんなに透明度の高いビーチも独り占め!波の音に身をゆだねて頭をからっぽにしてのんびり過ごすのがおすすめです。
ボートで沖に出ると、イルカやクジラに出会えるポイントも。

サンゴに囲まれたピジョンアイランドという国立公園に指定されている島も近く、シュノーケリングやダイビングで海ガメと出会うこともできるんです。

トリンコマリーはスリランカでは少数派であるタミル人が多く住むエリア。街を歩いているだけで、その独自の文化を感じます。街の看板や標識も一番上にタミル語、その下にシンハラ語になるのです。タミル料理を食べたり、カラフルなヒンドゥー寺院をお参りしたり…、タミル圏ならではの観光スポットも楽しんでください!

1位 ピトゥランガラロック
いよいよ1位は…、「ピトゥランガラロック」!
スリランカでもっとも有名な世界遺産と言えばシギリヤロックですが、ピトゥランガラはそのシギリヤロック全体を一望できる場所なのです。
この景色!!!
この景色をたった500ルピーで手に入れることが出来るなんて感動です。

360度どこを見渡しても天空の楽園。ここにずっと寝転がっていたいくらい。シーギリヤロックに比べて圧倒的に人が少ないのも魅力で、岩の上に立って一人シーギリヤロックを見下ろしていると何とも言えず爽快な気分を味わえるのです。

この景色を見るためには、少々ハードな岩山を登らなければいけないので動きやすい服装とクッション性の高い運動靴はお忘れなく。
まとめ
たくさんあるスリランカのおすすめ観光スポットの中でも「行って良かった!」「行く価値あり!」なべスト5をお届けしました。スリランカならではの豊かな自然のエネルギーを五感で受け取れる場所ばかり。
スリランカが初めてのアナタも、ちょっと冒険したいアナタも、ぜひ旅の日程に組み込んでみて下さい。
コメント