スリランカの伝統工芸品バティックとは
バティックは、溶かした蝋(ろう)で布に絵を描き、布自体を染色することで美しい模様を生み出すろうけつ染め布地のこと。地方に行くとバティック工場があって、染める工程を見学することもできます。マレーシアやインドネシア、タイなど多くの国で使われる技法ですが、中でもスリランカのバティックは絵画的な要素が強く、芸術性が高いのが特徴なんだとか。
スリランカではホテルやレストランのスタッフが制服として着ていたり、年配の方がサロンとして腰に巻いている事もあるので見たことがある方が多いのかもしれません。
天然素材の染料を使ってひとつひとつ丁寧に作っているんだろうなぁ…とは思うけれど、正直「いかにもお土産ものっぽくて使い道が…」って思ってしまうんです。
伝統的な工芸品に今のトレンドを加えた「ブッディバティック」
コロンボ7にある「ブッディバティック」は、1970年にスリランカ北西部にあるKoswadiyaの村に誕生したバティック工房がはじまり。伝統的な工芸品であるバティックに現代的なデザインを加えたファッション性の高い洋服やバックがずらりと並んだセレクトショップです。

バティックを作り上げる工程は、従来通りの伝統的な手法にのっとり丁寧に作られているそう。職人さんたちがデザインに沿ってワックスを手塗りしたあと、柔らかいパステルカラーや鮮やかなビビットカラーを生み出すために染めては天日干しを繰り返していきます。
こうして個性的なデザインにぴったりの絶妙な色が生まれるそうです。

スリランカンサリーはもちろん、ワンピースやスカート、スイムウェアに至るまですべてバティック生地!私たちがイメージするバティックのデザインとは違い、幾何学模様や大柄の花などのモチーフを上手く使ってTシャツと合わせてしっくりくるような洋服ばかり。
自分用にもお土産にも!バティックのクラッチバック
そんな中でもおすすめしたいのがバティック生地を使ったクラッチバック。
この鮮やかで繊細な色遣い!色の組み合わせかたがカッコイイんです。南国のスリランカらしいお花をモチーフにしたものが多く、シンプルな黒いワンピースにも合いそうだし、ジーパンに白いTシャツに斜めがけしてカジュアルに使うのもいいかも!

表と裏でデザインが違い、洋服や気分に合わせて2種類の柄や色が楽しめます。ハンドメイドで染めているので風合いや色の出方はひとつひとつ違っていて、世界でたったひとつのオリジナルのもの。人とかぶらないデザインなのがいいですよね。

価格はひとつ12950ルピー(日本円で7800円ほど)。
フェアトレードのアクセサリーにシンハラ文字のバックも
そのほかにも店内にはお土産になりそうな商品がいっぱい。

アクセサリーも充実。

フェアトレード商品でもあるこちらのピアスは800ルピー。こちらもオリジナル商品ではなく、オデールなどのショッピングセンターでも売ってます。

店内は目移りするほど魅力的な商品ばかり。「Buddhi Batiks」のタグがついているのがオリジナルデザインの商品ですのでお間違えなく。
スリランカ旅行の時には、必要最低限の洋服だけスーツケースに入れてコロンボで調達するのもいいかもしれません。
まとめ
ブッディバティックはコロンボ7の有名なショッピングセンター「ODEL」から歩いてすぐのところにあります。先日紹介した穴場カフェ「ココベランダ」と同じ建物にあります。ブッティバティックのインスタグラムにも詳しい情報が載っています。

コロンボ観光をするなら必ずと言ってもいいほど通るエリアなので、カフェで休憩しながらブッディバティックでのお買い物も楽しんでみては!?
コメント