日本人が忘れたおせっかいと人懐っこさをもつスリランカ人の魅力

CULTURE
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はじめてスリランカを訪れてから2年半が過ぎました。行くたびに新たな魅力を発見し、何度行っても飽きることがありません。海外旅行初心者で外国語恐怖症だった私がここまでスリランカにハマるのは、スリランカの治安の良さとスリランカの人たちの人懐こさに他なりません。

きょうはこれまでの6度のスリランカ旅を振り返り、その中で出会った「通りすがりのイイひとランキング(勝手に私調べ)」をご紹介します。

1.ローカルバスで重たい荷物を持ってくれるおじさん

このおじさんに出会ったのはマハラガマから知り合いのお家に向かう途中。かなりローカルな道を通るローカルバスの車内は、事故渋滞も重なって尋常じゃないくらい混みあっていました。

ぎゅうぎゅうで混みあう車内をさらに押し分けてなんとか手すりをゲット。私の目の前に座っていた華奢なおじさんは杖を持っていて足が悪そうでした。重たいバックパックを背負っていた私を見るとゼスチャーで「持ってあげるよ」と手を差し出します。

いやいや、私のバックパック7キロ超えてます。おじさん細すぎて太もも折れちゃう。

そう思ったのと同時に「お金取られるんじゃないか…」っておじさんを疑ってしまったのも事実。地球の歩き方にもバスの中でのスリに気を付けましょうって書いてあったし!

「大丈夫です」と笑顔で返したものの、私のバックパックは後ろのひとが通れないくらい大きくて明らかに邪魔になっている。網棚にも入らないしどうしよう…と思っていると、おじさんが「いいからいいから」と言わんばかりにもう一度手を差し出しました。

バスに乗っていた30分ほど、おじさんの顔が隠れるくらい大きなバックパックをずっと膝に抱えていてくれました。スリではなく純粋に親切なおじさんだった。おじさん、一瞬でも疑った私を許しておくれ…。

後日知ったのですが、スリランカでは座っている人が立っている人の荷物を持ってあげるのは、ごく当たり前のこと。こういうところ、日本でも見習いたい。

2.乗車率100%を超える列車で席を譲ってくれた女性

次も移動中に出会った優しいスリランカ人の話。コロンボからキャンディに向かう列車で、私は途方に暮れていました。あと3時間近くもこんなぎゅうぎゅうの車内でスーツケースとリュックを抱えて立ちっぱなしかと…。

すると、目の前のボックス席に座っていた女性とそのご主人とおぼしき男性が手招きしてくれて、「私たちは次で降りるから座って」と席を差し出してくれたんです!優しすぎるーーー!

おかげで夢にまで見た車窓からの風景をカメラに収めることができました。そう、この風景が見たくて列車旅にしたのに、あぶなく人の頭に囲まれて終わるとこだった。周りにはヨーロッパからの観光客も大勢のっていましたが、スリランカの人たちはとりわけ日本人に対して親切にしてくれるような気がします。

3.ゴールの街でキリテーをごちそうしてくれたムスリム

ゴールフォートで晩ごはんを食べるお店を探すべく散歩していたら、「なにか困ってるの?」と話しかけてきたムスリムのおじさん。最近まで自宅に日本人女性がホームステイしていたらしく、懐かしくて声をかけたとのこと。

私の経験上、こういう風に話しかけてくる人はちょっとあやしい。そのうち「ガイドしてあげようか」なんて言ってお金とったりするパターンだな、と全身にバリアを張って心無い返事をしておいたが、おじさんはぐいぐい来る。

結局、いろいろレストランを紹介してくれた上に、近くにあったおじさんのお家兼ゲストハウスでキリテーをごちそうになった(ガード甘すぎ)。

このおじさんどうやらゴールでは有名人のようで、観光客に声をかけては最終的には宝石を紹介している様子。旅人たちが残したノートには、「親切にしてくれてありがとう!」というメッセージもあれば「怪しい宝石を売りつけてくるので気を付けて」という日本語のメッセージもあった。おじさん、自分のことどういう風に書かれてるか分かってないんだろうな…。

宝石を売りつけることもなく、安いレストランや売店まで案内してくれた上にお土産までくれて、私にとっては本当に親切なおじさんでした。

4.スリランカの空港で出逢った日本語ぺらぺらの女性


ツアー旅行で初めてスリランカを訪れた時、帰りの空港でイミグレの大行列に並んでいる時に「スリランカどうだった?」と流ちょうな日本語で話しかけられました。聞けば日本の大学を卒業し、今も日本にかかわる会社を経営しているスリランカンキャリアウーマン。出国審査を待つまでの間、スリランカや日本のことを色々と話し「じゃあね!」と言って別れました。

成田に到着し出口への長い列を歩いていると、トイレを待つ列にふたたびその女性が!「わぁ、また会ったね」なんて言いながら名刺と連絡先を交換したところ、後日本当に連絡が来て、東京でスリランカ料理を食べにいくことに。

海外旅行で現地に知り合いは出来ても、時間が経つにつれて疎遠になってしまい「友達」ができることはありませんでした。ですが、彼女はおりに触れ連絡をくれて、私が3か月スリランカに滞在してときにはホームステイ先を紹介してくれたりパーティーを開いてくれたり。今でも続く大切な友人です。

まとめ

まだまだ書きたいエピソードがいっぱい。スリランカは人と人の距離が近くて、いい意味でおせっかいな人が多いです。そして日本人が大好き。そんなおせっかいな優しさに助けられたことが沢山ありました!スリランカの治安の良さとスリランカ人の人懐っこさは、私にとってまたスリランカに行きたいと思わせる大きな理由のひとつなのです。

とはいえ、万国共通どこの国にも観光客をだまそうとする悪い人はいます。

女性のひとり旅におすすめ!?スリランカ治安情報

スリランカにハマって何度も通ううちに周りの友人に必ず聞かれる質問がこちらです。
『スリランカって女性ひとりで危なくないの!?』
聞きなじみのない国だし、治安の良しあしも想像つきませんよね。

スリランカの人たちの素朴で正直な...

料金をボッタクってくる悪質ドライバーがいたり、バスで痴漢に遭ったり…。ここはあくまでも外国なんだという気持ちを忘れず、自分で自分の身を守るのも大切。その上でぜひ素敵な出会いをみつけてください。

はじめてスリランカを訪れてから2年半が過ぎました。行くたびに新たな魅力を発見し、何度行っても飽きることがありません。海外旅行初心者で外国語恐怖症だった私がここまでスリランカにハマるのは、スリランカの治安の良さとスリランカの人たちの人懐こさに他なりません。

きょうはこれまでの6度のスリランカ旅を振り返り、その中で出会った「通りすがりのイイひとランキング(勝手に私調べ)」をご紹介します。

1.ローカルバスで重たい荷物を持ってくれるおじさん

このおじさんに出会ったのはマハラガマから知り合いのお家に向かう途中。かなりローカルな道を通るローカルバスの車内は、事故渋滞も重なって尋常じゃないくらい混みあっていました。

ぎゅうぎゅうで混みあう車内をさらに押し分けてなんとか手すりをゲット。私の目の前に座っていた華奢なおじさんは杖を持っていて足が悪そうでした。重たいバックパックを背負っていた私を見るとゼスチャーで「持ってあげるよ」と手を差し出します。

いやいや、私のバックパック7キロ超えてます。おじさん細すぎて太もも折れちゃう。

そう思ったのと同時に「お金取られるんじゃないか…」っておじさんを疑ってしまったのも事実。地球の歩き方にもバスの中でのスリに気を付けましょうって書いてあったし!

「大丈夫です」と笑顔で返したものの、私のバックパックは後ろのひとが通れないくらい大きくて明らかに邪魔になっている。網棚にも入らないしどうしよう…と思っていると、おじさんが「いいからいいから」と言わんばかりにもう一度手を差し出しました。

バスに乗っていた30分ほど、おじさんの顔が隠れるくらい大きなバックパックをずっと膝に抱えていてくれました。スリではなく純粋に親切なおじさんだった。おじさん、一瞬でも疑った私を許しておくれ…。

後日知ったのですが、スリランカでは座っている人が立っている人の荷物を持ってあげるのは、ごく当たり前のこと。こういうところ、日本でも見習いたい。

2.乗車率100%を超える列車で席を譲ってくれた女性

次も移動中に出会った優しいスリランカ人の話。コロンボからキャンディに向かう列車で、私は途方に暮れていました。あと3時間近くもこんなぎゅうぎゅうの車内でスーツケースとリュックを抱えて立ちっぱなしかと…。

すると、目の前のボックス席に座っていた女性とそのご主人とおぼしき男性が手招きしてくれて、「私たちは次で降りるから座って」と席を差し出してくれたんです!優しすぎるーーー!

おかげで夢にまで見た車窓からの風景をカメラに収めることができました。そう、この風景が見たくて列車旅にしたのに、あぶなく人の頭に囲まれて終わるとこだった。周りにはヨーロッパからの観光客も大勢のっていましたが、スリランカの人たちはとりわけ日本人に対して親切にしてくれるような気がします。

3.ゴールの街でキリテーをごちそうしてくれたムスリム

ゴールフォートで晩ごはんを食べるお店を探すべく散歩していたら、「なにか困ってるの?」と話しかけてきたムスリムのおじさん。最近まで自宅に日本人女性がホームステイしていたらしく、懐かしくて声をかけたとのこと。

私の経験上、こういう風に話しかけてくる人はちょっとあやしい。そのうち「ガイドしてあげようか」なんて言ってお金とったりするパターンだな、と全身にバリアを張って心無い返事をしておいたが、おじさんはぐいぐい来る。

結局、いろいろレストランを紹介してくれた上に、近くにあったおじさんのお家兼ゲストハウスでキリテーをごちそうになった(ガード甘すぎ)。

このおじさんどうやらゴールでは有名人のようで、観光客に声をかけては最終的には宝石を紹介している様子。旅人たちが残したノートには、「親切にしてくれてありがとう!」というメッセージもあれば「怪しい宝石を売りつけてくるので気を付けて」という日本語のメッセージもあった。おじさん、自分のことどういう風に書かれてるか分かってないんだろうな…。

宝石を売りつけることもなく、安いレストランや売店まで案内してくれた上にお土産までくれて、私にとっては本当に親切なおじさんでした。

4.スリランカの空港で出逢った日本語ぺらぺらの女性

ツアー旅行で初めてスリランカを訪れた時、帰りの空港でイミグレの大行列に並んでいる時に「スリランカどうだった?」と流ちょうな日本語で話しかけられました。聞けば日本の大学を卒業し、今も日本にかかわる会社を経営しているスリランカンキャリアウーマン。出国審査を待つまでの間、スリランカや日本のことを色々と話し「じゃあね!」と言って別れました。

成田に到着し出口への長い列を歩いていると、トイレを待つ列にふたたびその女性が!「わぁ、また会ったね」なんて言いながら名刺と連絡先を交換したところ、後日本当に連絡が来て、東京でスリランカ料理を食べにいくことに。

海外旅行で現地に知り合いは出来ても、時間が経つにつれて疎遠になってしまい「友達」ができることはありませんでした。ですが、彼女はおりに触れ連絡をくれて、私が3か月スリランカに滞在してときにはホームステイ先を紹介してくれたりパーティーを開いてくれたり。今でも続く大切な友人です。

まとめ

まだまだ書きたいエピソードがいっぱい。スリランカは人と人の距離が近くて、いい意味でおせっかいな人が多いです。そして日本人が大好き。そんなおせっかいな優しさに助けられたことが沢山ありました!スリランカの治安の良さとスリランカ人の人懐っこさは、私にとってまたスリランカに行きたいと思わせる大きな理由のひとつなのです。

とはいえ、万国共通どこの国にも観光客をだまそうとする悪い人はいます。

女性のひとり旅におすすめ!?スリランカ治安情報

スリランカにハマって何度も通ううちに周りの友人に必ず聞かれる質問がこちらです。
『スリランカって女性ひとりで危なくないの!?』
聞きなじみのない国だし、治安の良しあしも想像つきませんよね。

スリランカの人たちの素朴で正直な...

料金をボッタクってくる悪質ドライバーがいたり、バスで痴漢に遭ったり…。ここはあくまでも外国なんだという気持ちを忘れず、自分で自分の身を守るのも大切。その上でぜひ素敵な出会いをみつけてください。

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srilankagohan

スリランカに魅せられスリランカで人生変わったアラフォー♀
東京でフリーアナウンサーをしていましたが、現在は日本とスリランカを行き来しながら自由なライフスタイルを模索中。
スリランカ旅やスリランカごはんの情報を発信しています。

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