アーユルヴェーダを目当てに、スリランカを旅の目的地に選ぶ人も多いでしょう。スリランカは滞在型リゾートアーユルヴェーダ施設が充実しています。そもそもアーユルヴェーダはインドやスリランカに5000年も前から伝わる伝統療法。れっきとした医学なんです!きょうはアーユルヴェーダを極めたいアナタにも、ちょっと変わったお土産をゲットしたいアナタにもおすすめの…、本格アーユルヴェーダ薬局についてお伝えします。
アーユルヴェーダとは
日本ではマッサージやエステのイメージが強いアーユルヴェーダですが、それはまーーーーったく違います。
アーユルヴェーダは、WHO(世界保健機構)も”予防医学”だと認めるインドやスリランカに古くから伝わる伝承医学のこと。生命という意味を持つ「アーユス」と知識を表す「ヴェーダ」という単語からなり、『生命の科学』『生命の知恵』と訳されるのです。身体の健康だけでなく、精神や魂のレベルから質の高い健康を維持増進する若返りの医学として世界から注目されています。
スリランカの家庭では、親から子へとアーユルヴェーダの知識がさりげなく伝承されているんです。喉が痛くなったらコリアンダーを煮だして飲むなど。いわゆるキッチンファーマシーですね。お母さんが家族の体調を見ながら、スパイスを使い分けたりハーブを煎じたりするわけです。
また、身体のどこかに痛みが出た時には、ハーブの薬効をしみこませたオイルを塗ってマッサージし温かいタオルで温める…ような家庭療法も。毎日の生活にアーユルヴェーダが溶け込んでいます。
アーユルヴェーダ関連のお土産が人気
スリランカのお土産にアーユルヴェーダ関連商品を選ぶ人も多いのでは。
スリランカらしくて人気のお土産がずらり。
ですが、もっと本格的なアーユルヴェーダオイルが手に入る場所があるのです。
アーユルヴェーダ薬局ってどんなところ?
アーユルヴェーダは医学です。日本で病院にいって薬が出されたら処方箋薬局に行くように、スリランカでもアーユルヴェーダ病院にいくと処方箋のようなものが出され、それを持ってアーユルヴェーダ薬局に行くんだそう。
オイルやらハーブやら、ぱっと見ただけでは一体何かが分からない沢山の原材料(?)が並んでいます。そして薬剤師さんのような人が秤でなにやら計測してます。
本格的なものばかりでなく、歯磨き粉や咳止めシロップ、日焼け止めなどの生活用品も売っているので決して敷居のたかい場所ではありません。
マハーナーラーヤナオイルがおすすめ
せっかく来たけどマニアックすぎて何を買えばよいのか分からない…。分かります。その通り。
そんなアナタにおすすめしたいのはこちら!
スリランカ人のお友達に聞いたオススメ商品です。
■ マハーナーラーヤナオイル(mahanarayana thailaya)
アーユルヴェーダの古典書に書かれたとおりのレシピで作られたという万能オイル。頭痛や関節痛、肌荒れなどなど様々な症状に効果を発揮します。乾いた肌にこのオイルをすりこんで、ホットタオルで温めてなじませましょう。
■ ブルンガマラカオイル (brungamalaka thailaya)
同じく古典書に基づいて作られた薬効オイル。アーユルヴェーダハーブの中でも最強の若返り薬と呼ばれるアーマラキが入っていて、とくに頭髪に効きます。抜け毛や白髪が気になるひとは、このオイルを少し温めてから頭皮に塗ってマッサージ。そのままお風呂に入り発汗しましょう。
(左)マハーナーラーヤオイル
(右)ブルンガマラカオイル
■ アーユルヴェーダ目薬
アーユルヴェーダの目薬はきーーーんと効いて白目を浄化してくれる感じ。疲れ目などに効果があり、白目をきれいになるんだとか。
日本にあるような1滴ずつ出てくる容器に入っていないのが難点です。スポイトを別で買って使ってます。
アクセス
こちらのアーユルヴェーダ薬局があるのは、コロンボからバスで40分ほどのところにあるkadawatha(カダワタ)という街。英語などのホームページが全くないのですが、お店の看板にはシンハラ語で「チャンダナ アーユルヴェーダ薬局」と書かれています。
カダワタのバス停のすぐ目の前にあるので、こちらの地図を参考にしてください。
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