前回の記事でアーユピヤサでの初めてのアーユルヴェーダ体験をお届けしましたが、実はスリランカ料理教室や占いなどさまざまなアクティビティも体験していました。
貧乏性のせいか、トリートメントだけ受けてゆっくり過ごす…ってのがなかなか難しい。
アーユピヤサではオプションで様々なアクティビティを用意していて、急に「〇〇もしてみたい!」といった要望にも対応してくれるんです。
きょうはアーユピヤサでのスリランカ料理教室の様子をお伝えします。
アーユピヤサのアーユルヴェーダ食にひとめぼれ
前回の記事でもお伝えしたように、アーユピヤサの食事はとにかくカラフル。それでいて、体に染み入るような優しい美味しさです。味覚だけでなく五感に訴えかけてくる感じ。
スリランカ料理というとスパイスをふんだんに使ったスパイシーな味付けのカレーや料理が一般的。アーユピヤサのお料理はスパイスやお塩が強すぎず、素材の味をそのまま活かした味付けだと感じました。普段はカレーでさえ殆ど食べない私でしたが、アーユピヤサの料理に出会って「スリランカ料理を作ってみたい」と思うように。
日本語のできる支配人のサラットさんに相談したら、「料理教室いつでもできますよ」との事で滞在3日目の午前中はトリートメントをキャンセルして料理を習うことになりました。
たくさんのスパイスに心躍る
ずらり並んだスパイスたち。このころ、カレーにもスパイスにも全く興味がなかった私にはどれがどれかさっぱり分かりません。
シェフが現地の言葉であるシンハラ語で話しながら調理をして、それを支配人のサラットさんに訳してもらいながら料理教室が進んでいきます。
スリランカ料理にかかせないのはカラピンチャ(カレーリーフ)やランペ(パンダンリーフ)というハーブと、モルディブフィッシュという鰹節のようなもの、セイロンシナモン、トゥナパハというミックススパイスなんだそう。そのほかにもターメリックやカルダモンなど沢山のスパイスを料理によって使い分けます。
包丁を握っていざ料理!
アーユピヤサの料理教室はただ見ているだけじゃなく、シェフの指示に従って実際に切ったり炒めたりと参加型。アーユルヴェーダのトリートメント直後なので、オイルまみれのまま料理をする私たち。
日本の包丁に比べて刃が薄くて全然切れない!
なのに、アーユピヤサのシェフたちは見事な包丁さばきでリズミカルに野菜を切り刻んでいくんです。よく研いだ日本の包丁を使ったら一体どうなっちゃうんだろう。
初めてのココナツ削り体験!
スリランカ料理に欠かせない食材といえばもうひとつ。ココナツです!
スリランカでは至るところにココナツが生えていて、実も葉っぱもフル活用。
ココナツを割ったときに出るココナツ果汁は「飲む点滴」ともいわれ、栄養たっぷりのココナツウォーターとして飲まれますし、削った果肉はココナツフレークとしてサラダや蒸し炒めに入れたり、辛いチリパウダーやレモン果汁とあえてふりかけにして食べる事も。ココナツフレークを絞ったものはココナツミルクになって、カレーやおやつの材料になります。さらにさらに、ココナツミルクを発酵させて油分を分離させるとココナツオイルに。ココナツ椰子の花を発酵させて蒸留したものがアラックと呼ばれるお酒になったりと余すことなく使い切るのです。
こんな風にココナツ削り機でガリガリ削っていくのですが、思いのほかココナツが硬くて力仕事!
まんべんなく削るのもコツがいります。
このココナツが色んな料理に変化していくのを見るのは、なんともわくわくするひと時です。
オープンスペースで出来立てのカレーを食べるしあわせ
料理教室の所要時間はおよそ2時間弱。全ての料理が出来上がったら、オープンエアのダイニングでリラックスして頂きます。
【料理教室のメニュー】
・かぼちゃカレー
・なすのモージュ
・ゴトゥコラサンボル
・キャベツのマッルン
・いんげん豆のカレー
・たまねぎサンボル
日本に帰った時に再現できるように、日本にもある食材を使ったカレーを選んでもらいました。
料理教室を受けた当時は、「サンボル」や「マッルン」などのスリランカ料理用語がよく分からずに話についていけない事もあったので、予習していくともっと楽しめるかもしれません!
わたしは日本に帰ってからこちらの本でスリランカ料理を勉強しました。
まとめ
スリランカを旅していると色んな場所で料理教室に出会うことができます。が、アーユルヴェーダに基づいた優しい味のスリランカ料理を習えるところはそれほど多くありません。アーユピヤサに泊まったら、オーガニック野菜を使ったアーユルヴェーダ料理教室もぜひ体験してみてくださいね!
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