スリランカ滞在中もっとも私を悩ませるのは、”ゴキブリ”でも”早朝大音量で流れるお経”でもなく、ズバリ「蚊」です。特に雨季にスリランカを訪れる方は要注意！
わたし調べでは、乾季に比べておよそ１０倍刺されるというデータも。（いや、ほんとに）
かゆいだけでなく重大な病気につながる可能性もあるので、蚊対策は本当に重要。
今回は私がスリランカ滞在中に行っている蚊対策についてお伝えします。
① ワンプッシュ蚊とりスプレー
お部屋にシュッとひと吹きすれば、12時間は殺虫効果が持続するというもの。コンセントが必要ないので、どこにでも持ち歩けて便利。
あるスリランカ人家庭にお邪魔した時、あまりにも蚊が次から次へとやって来るので了承を得てこのスプレーを撒かせてもらった事がありました。15分くらいして辺りを見渡したら、白いタイルの床に蚊がぼとぼとと！ざっと数えただけでも５０匹はいました。
その殺虫能力の高さに、スリランカの人たちにも「買ってきてほしい」と頼まれるほど。デング熱を引き起こす蚊はスリランカでも大きな問題なのです。
② 虫よけスプレー
色んなメーカーの虫よけスプレーを試しましたが、効果に大きな違いはありませんでした。使用感や香りで選べば良いかと。ただ、日本の高い技術力を持ってしても、スリランカの蚊に対しては万能ではありません。時に虫よけスプレーが全く効かない蚊もいるので過度な期待はＮＧです。
③ 虫よけリング
こちらは超音波を出して蚊を撃退するタイプ。他にも精油成分をしみこませたリストバンドなどがあります。
リングタイプの注意点は効果持続期間が短い場合があること。１週間程度しか効果がないものもあるので、確認してから購入しましょう。
④ シトロネラオイル
スリランカの薬局に売っているシトロネラオイル。虫に刺されまくる私を見かねて、ホームステイ先のお母さんが買ってきてくれました。シトロネラはスリランカ原産のイネ科の植物で、蚊や虫が嫌う香り成分のシトロネラールやシトロネロールを多く含んでいます。ここ数年、日本でもシトロネラ成分入りの虫よけスプレーやバンドが多く売られてますよね。
わたしは刺されたくない箇所に直接塗って使いました。足首だったり二の腕だったり。
これも市販の虫よけスプレーと同じくらいの効果が！
どこにでも売っているので、もし日本から虫よけスプレーを持ってくるの忘れた…なんて時に買ってみてはいかがでしょうか。
④ なるべく肌を露出しない
日中は蒸し暑いスリランカですが、蚊に刺されて痒みと戦うよりも、暑さに耐えて長袖長ズボンと靴下で過ごすことをおすすめします。露出が減れば減るほど虫刺されは減るはず！…と思ったら。
薄い生地の場合は靴下突き破って刺してきますので気を付けて。
それでもワンピースの時と比べると各段に刺される回数が減りました。特に刺されやすい足元をしっかり覆ってくれる長めの靴下は必須です。
意外に重宝したのが、５本指に分かれたヨガソックス！スリランカでは基本的にビーチサンダルで過ごすことが多いので、このソックスなら脱がずに履けて便利でした。ビーサンにソックス…、見た目はいったん置いておいて、まずは蚊に刺されないことを第一優先で！
蚊に刺されやすい季節がある！？
私だけかもしれませんが、乾季と雨季では圧倒的に雨季のほうが蚊に刺されやすい！雨季は蚊が増えているような気がするのです…。スリランカの雨季は、南西部（コロンボやキャンディ、ゴールなど）で４～６月と10～11月。北東部（ジャフナやトリンコマリー、アルガンベイなど）では10～３月。
南西部を７月や２月に訪れた時の虫刺されは、いわば想定の範囲内。ここまで述べているような虫対策をしていれば、ほとんど虫刺されを気にすることなく日本と同じように過ごすことができます。
一方、10～12月にコロンボ近郊に滞在していた時は、何をやっても正直全く効き目なし！蚊が増えるだけでなく、パワーが増してる！日本の田舎でたまに遭遇する”やぶ蚊”を100倍強くしたような破壊力。やつらは最強なのです。侮ってはいけません。
本当は１２０日間使えるはずの「ワンプッシュ蚊取りスプレー」が２週間であっという間に無くなってしまい、その後は地獄絵図。ひどい時にはわずか15分ほどの間に20カ所を刺されて悶絶し、特に膝下は刺されすぎて皮膚がぼこぼこに。あまりのかゆみに寝ている間に掻きむしっていたらしく、起きたら流血していた…なんて二次被害も。虫刺され痕になってしまうのもつらかった。
雨季にスリランカを訪れるなら、なおのこと蚊対策は必須。
まとめ
痒みや肌荒れを引きおこすだけでなく、デング熱やチクングニア熱の原因にもなる蚊。ウィルスに感染しない為にも、スリランカの強力な蚊には日本が誇る蚊対策グッズで対抗することが重要です！
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