ローカルバスを使こなしてスリランカを満喫しよう

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スリランカ国内を移動するにはいくつか交通手段がありますが、私のおすすめはローカルバス。使いこなせるようになると、鉄道よりも確実で旅の費用も節約できて便利です。冷房がなかったり、ガンガン音楽がかかっていてうるさかったり、運転があらかったり…と一瞬ひるんでしまう要素も盛りだくさんですが、スリランカの人たちの優しさや生活感が垣間見えるもの魅力のひとつ。ためしに一度チャレンジしてディープなスリランカを楽しみましょう。

バス旅のメリット

私がバスでの旅をおすすめしたい理由はたくさんあります。

① 鉄道よりも本数が多くスリランカ国内を網の目のように走っている
② 鉄道よりも時間が短縮できる
③ 料金が安い
④ 主要な観光地に大きなバスターミナルがあり都市間の移動が分かりやすい

特にローカルバスのメリットが感じられるのは、主要都市間を移動したいとき!
「コロンボからキャンディまで行きたい」とか「ゴールからヒッカドゥワに行きたい」といったように遠くへ移動したいときにお勧めなのです。
コロンボ市内を移動する程度であれば圧倒的にスリーウィラー(トゥクトゥク)が便利なので、長距離はローカルバス・近場ならスリーウィラーというように使い分けています。



スリランカ観光の主要な都市、コロンボ・キャンディ・ゴール・ダンブッラ・ヌワラエリヤ・トリンコマリー・ダンブッラ・アヌダーラプラなどの間は特に本数が多く、頻繁にバスが行き来しています。主要都市には大きなバスターミナルがあるので、とりあえずバスターミナルまで行って目的地を伝えればどのバスに乗れば良いのか教えてくれます。

ローカルの人たちが生活の足として利用しているので、スリランカの人たちの様子や思いがけない優しさに触れることもあり、そこもバス旅の魅力です。

 

バスの種類

スリランカのバスには、大きく分けると「国営バス」と「民営バス」の2種類あります。赤い車体が国営バス。それ以外は民営のバスです。



わたしは民営のバスにしか乗ったことがありません。本数が多いからかな?

民営バスにはノーマルバスとインターシティバスの2種類あります。この違いはなにかというと、ノーマルバスはほぼ定刻通りにバスターミナルを出発し、途中で降りたい場所を言えば大体どこでも止まってくれる…ということ。バス停があってないようなものなので急発進急ブレーキも多いです。一方でインターシティバスは、主要なバス停にしか止まらずバスが満席になるまで出発しません。エアコンが付いていることがほとんどでお値段もノーマルバスに比べるとやや高めです。

以前はマイクロバス(小さめのバス)=インターシティだと思っていたのですが、マイクロバスでエアコン付きでもこまめに停留所に停まるバスもあり、ノーマルバスとインターシティバスの違いがよく分からない…。わたしは「どのバスが〇〇に一番早く着く?」と尋ねて確認しています。

 

バスの乗り方

バスのフロント部分に行き先が書かれているのでまずはそちらをチェック。



路線ごとに番号が決まっているのは日本と同じです。トリンコマリーキャンディを結ぶ路線は「45番」のバスということ。この路線図が気軽に手に入ればスリランカのバスをさらに使いこなせそうですが、2019年1月現在そのようなものは見当たらず…。

スリランカバス関連のサイトはこちら>>>

また、こちらのサイトで路線ごとのルートマップが紹介されていますが、少し使いにくいですね…。スリランカの本屋さんに行くと分かりやすい路線図が有料で売られているとかいないとか。

さぁ、どのバスに乗ればよいか分かったら次は運賃の払い方。どのバスに乗っても、運賃は乗車後に「コンダクター」と呼ばれるスタッフが徴収しにきます。



コンダクターさん、ぎゅうぎゅうで混みあう車内でも「だれがどの場所から乗ってきてまだ支払いが済んでないか」をしっかり把握していて、かなり記憶力がいい!



主要都市間の移動なら、このようなレシートをくれることがほとんど。空港からコロンボまでは1人150ルピー。大きなスーツケースを積んだので、荷物代として別に100ルピーを支払います。バスでぼったくられることはあまりありません。



コンダクターの彼が斜めがけにしているのが小型のレジスター。ここに運賃データが入っているようです。

ローカルバスの降り方

始発地点で乗って終点で降りる場合は分かりやすいのですが、途中のバス停で降りるときはどうすればいいの!?って思いますよね。

コロンボ市内を走るローカルバスには、天井にひものようなものが張られていてそれを引っ張ると「次おりますよ」の合図。ただし、バス停の場所が分からないので私はいつもグーグルマップで現在地確認をしながら、目的地に近づいたら運転手さんの近くまで行って「降りたい」アピールをします(笑)なんの役にも立たない情報ですみません。

中長距離のローカルバスの場合は、ひもやブザーはついていません。目的のバス停で勝手におりるのみ。やはりグーグルマップが頼りなのですが、だいたいコンダクターさんが行き先を覚えていてくれて、「次でヒッカドゥワだよ」とわざわざ教えに来てくれます。



バスに乗っているアジア人は珍しいので気にかけてくれるのでしょう。乗客の人たちも「どこまで行くの?」と話しかけてくるので、この時に行き先をアピールしておくと降りるタイミングを教えてくれるのです。

バス旅をさらに楽しむために

主要バスターミナルには、スナックやお菓子を買うことができる売店が充実しています。



中長距離を移動する時にはこういった売店でスリランカスナックを食べ比べるのも旅の醍醐味。途中の停留所で車内販売のおじさんが乗り込んでくることもあり、ワデーやロールスなどのスナックや果物などを買うことができます。

はじめのうちは、不安がいっぱいのバス旅でしたが一度乗るとやみつきでやめられません。便利なだけじゃなくスリランカの優しさに触れられるローカルバスの旅。ぜひ一度味わってみてください。

 
PROFILE

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srilankagohan

スリランカに魅せられスリランカで人生変わったアラフォー♀
東京でフリーアナウンサーをしていましたが、現在は日本とスリランカを行き来しながら自由なライフスタイルを模索中。
スリランカ旅やスリランカごはんの情報を発信しています。

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