ヘリタンスカンダラマで伝統的なスリランカ料理を味わいつくす

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スリランカの人たちはどんな料理を食べているのか、パッと思いつくアナタはすでにかなりのスリランカ通ではないでしょうか。イタリア料理、フランス料理、ベトナム料理、タイ料理、インド料理、メキシコ料理…、なんとなくどんな食べものかイメージがわくのに、「スリランカ料理」と聞くと「???」となってしまう人も多いようです。きょうは伝統的なスリランカ料理を食べ尽くせるヘリタンスカンダラマのスペシャルランチの様子をレポートします♪

スリランカ料理ってなんだかいまいち!?

初めてスリランカに行ったとき、コロンボ空港からヘリタンスカンダラマへ車で移動する途中にドライバーさんがおすすめするレストランに立ち寄りました。そこで食べた料理が、記念すべきスリランカ1食目!

旅の醍醐味は現地の食文化!どんなお料理が出てくるのか期待に胸が高まります。



あ、あれ!?
結論から言うと、そのレストランで食べたスリランカ料理はまーーーーーーったく美味しくなかったのです(笑)むしろ、〇ずいレベル。見た目から怪しかったので写真を撮る気にもならなかったくらい。これがスリランカ料理だとしたら、10日間のスリランカ旅行の楽しみが半分になってしまうとテンションが下がりまくっていました。

ヘリタンスカンダラマのビュッフェディナー

美味しくなかったスリランカ料理の余韻をひきずりながら、なんとかヘリタンスカンダラマに到着。旅行会社のパッケージツアーだったので、朝と夜はビュッフェスタイルの食事がついています。



トリップアドバイザーなどの口コミでは、ヘリタンスカンダラマのビュッフェはなかなかの高評価。スリランカ料理、インド料理、西洋料理がバランスよく並んでいて品数が豊富なんです。
見た目にもカラフルで美しく、さすがホテルの料理です。

大雨災害の影響でスリランカのビール「Lion Beer」がなかった頃


ただ、この時の私はどれがインドカレーでどれがスリランカの料理なのか区別がついておらず、食べ方もよく分かっていませんでした。そのせいか、やっぱり感動レベルのおいしさはなく…。わたしのスリランカ料理への評価は下がるばかりです。

 

ランチオプションで本物のスリランカ料理が食べられるらしい!



すっかりスリランカ料理への期待を失っていた時、プールサイドのカフェでメニューを見ていたらランチオプションやハイティーの案内ページが!

どうやら、伝統的なスリランカ料理を屋外で食べることができるAMBULE LUNCHというのがあるらしいのです。ホテルスタッフに詳しく話を聞くと、ハスの葉っぱをお皿に見立ててカレーを盛り付け手で食べるんだとか。コース料理のようになっていて、はじめにココナツウォーターを飲み、数種類のカレーやおかず、フルーツ、最後はデザートまで出るとのこと。
価格は50ドルくらいだったかな。正直高いと感じたけれど、それよりも正式なスリランカ料理っていったいどんなものか知りたいという欲望が勝って申し込むことにしました。

メインダイニング裏のひみつの洞窟で…

ランチ当日、いつものメインダイニングに行くとスリランカサリーを着た綺麗なおねえさんがレストランの奥に案内してくれました。普段のビュッフェではオムレツなどを焼いているブースの右奥を進んでいくと大きな岩へ続く道があります。



メインダイニングのすぐ裏にこんな空間があったなんて!ここに寝転がってぼーっとしてるだけでもヒーリング効果がありそう。
わたしと友達の二人のためだけに、伝統的なスリランカの衣装に身をつつんだホテルスタッフ4人が付きっきりでサービスしてくれるようです。



岩の上に敷かれたクッションに腰かけると、お姉さんがキングココナツを運んできてくれました。スリランカの街中でもよく見かけるココナツウォーター。現地の言葉であるシンハラ語では「タンビリ」と呼ばれているようです。飲む点滴ともいわれ栄養たっぷり。体を冷やす効果もあるんだそうです。



 

インスタ映えなスリランカカレーに心躍る

ココナツウォーターで喉を潤したら、ここからはいよいよカレータイム!



テーブルの上になにやら沢山の土鍋がセットされ始めました。
スリランカでは「ワラン」と呼ばれる素焼きの土鍋を使って料理をするんだそう。



 

最初にハスの葉を手渡されて…

2種類のごはんをよそってくれました。
左がフライドライスと呼ばれるチャーハンのようなご飯。右が赤米で、スリランカではこの赤米をよく食べます。糖質が少なくてミネラルが多いので体にも優しいんだとか。日本のお米に比べて水分量が少なくパサパサしていますが、これがカレーの汁気を吸うとちょうどいい!



ここからいよいよカレーの登場です。

カレーといえば「茶色いドロっとしたもの」というイメージがあったのですが…

スリランカのカレーはとってもカラフル。素材そのものの色合いを活かしたお料理が多いようです。トロリとした汁気の多いものから、サラっとしたスープカレーのようなもの、汁気がほとんどないものなどなど、一言でカレーといっても色んな種類があります。

ハスの真ん中に盛られたご飯を縁取るようにカレーやおかずが盛り付けられ、完成はこのように!



ビュッフェの料理と全然違う!なんて鮮やかで美しいお料理!スタッフの人が食べ方を教えてくれるのですが、スリランカではいくつかのカレーやおかずをご飯と一緒に手で混ぜながら食べます。小さいころから「手で食べる=行儀悪い」とインプットされてきたので、なんとも言えない背徳感。口に運ぶまでにぽろぽろごはんがこぼれて上手く食べられませんが、手で食べるって美味しいのです‼それぞれのおかずをそのまま食べても美味しいし、組み合わせを変えるとまた新しい味になって美味しさ無限大!

伝統的なスリランカのお菓子がかわいい

AMBULE LUNCHはまだまだ続きます。



カレーの後はお口直しのフルーツ。

そしてスリランカの伝統的なお菓子たち。



こちらはミーキリと呼ばれる水牛のヨーグルト。キトゥルパニという甘い蜜をかけて食べるんだそう。酸味が強いヨーグルトに素朴な甘さの蜜がベストマッチ。



色んな種類のお菓子があるんですが、お腹がぱんぱんでこれ以上食べられないかも…。



基本的にスリランカのデザートはどれも激甘です。スパイスたっぷりの辛いカレーを食べるからデザートでバランスをとってるのかな…。

まとめ

スリランカ料理に希望を失いかけていた時に出会った、ヘリタンスカンダラマのAMBULE LUNCH。伝統的なスタイルで食べるカレーは今まで経験したことがないくらい感動のおいしさでした。スリランカ料理がなんたるかがぎゅっと詰まったメニューになっているので、カンダラマに泊まったならこのスペシャルランチは必須です。カラフルな体験をぜひ。

 

 
PROFILE

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srilankagohan

スリランカに魅せられスリランカで人生変わったアラフォー♀
東京でフリーアナウンサーをしていましたが、現在は日本とスリランカを行き来しながら自由なライフスタイルを模索中。
スリランカ旅やスリランカごはんの情報を発信しています。

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