女性のひとり旅におすすめ!?スリランカ治安情報

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スリランカにハマって何度も通ううちに周りの友人に必ず聞かれる質問がこちらです。
『スリランカって女性ひとりで危なくないの!?』
聞きなじみのない国だし、治安の良しあしも想像つきませんよね。

スリランカの人たちの素朴で正直な人柄は、私がこの国に引き寄せられる理由のひとつですが、一方で旅の中で怖い思いをしたことも。きょうはスリランカ女性ひとり旅の経験を通して感じたスリランカの治安についてです。

スリランカの治安の現状

海外旅行にでかけるときに、現地の治安を調べる上でひとつの目安となるのが「外務省の海外安全ホームページ」



スリランカは危険レベル1で「十分注意してください。」となっています。欄外にはこのような注意喚起も。
●2009年5月に国内紛争が終結して以降,スリランカにおいてテロ事件は発生しておらず,治安情勢は大幅に改善されました。ただし,スリ,置き引き,詐欺,ぼったくり(バイクタクシー,観光ガイド,宝石店等)などの一般犯罪が発生しているほか,コロンボ市や主要都市において突発的なデモや大規模集会がしばしば行われます。常に最新情報の収集に努めるとともに,デモや大規模集会には近づかず,不測の事態に巻き込まれないよう注意してください。
●北部州(国道A9号線から東のムライティブ県内)については,現在でも地雷の除去作業が進められておりますので,渡航・滞在にあたっては引き続き十分注意してください。
これだけ読むと「なんとなく怖いかも…」と感じてしまいそうですが、実際行ってみるとそのような心配はまったくなし!

他のアジアの国に比べると、スリランカはむしろ安全で治安がいいと感じます。医療と教育が無償で提供されているためか、人々はどこかのんびりしていて気がいいのです。内戦が終了してからは観光産業が発展してきているので、旅行客が安心して過ごせるように国を挙げて取り組んでいる印象です。

最初の洗礼はトゥクトゥクのぼったくり

ただーし!どこの国でもあるように、スリ・置き引き・詐欺・ぼったくり(トゥクトゥク・観光ガイド・宝石店等)などの一般犯罪は少なからず発生しています。

一番はじめに経験するのは、おそらくトゥクトゥクドライバーのぼったくりでしょう。



本来なら200ルピーほどの距離にも関わらず、平気で「2000ルピー」と請求してくるドライバーもいるのです。スリランカに到着したばかりの観光客は、相場やレートの感覚がつかめておらずそんなものかな…と思って払ってしまうことも。コロンボ市内ならば必ずメーター付きのトゥクトゥクを利用しましょう。地方に行くとメーターが付いているトゥクトゥクは殆どないので、1キロ=100ルピーを目安にグーグルマップで大体の距離と価格を調べておきましょう!

あとは、「この近くに珍しいお寺があるから連れてってやるよ」と言って勝手にガイドし、あとからガイド代を請求してくるパターンも。こういう事を言われたら、その場ですぐに降りるくらいの強気の態度が重要です。

ありえない料金を請求されたら毅然と「それはおかしい!」と訴えるのですが、女性ひとりの場合やっぱり怖いですよね…。そういうときのドライバーさんってめっちゃ怖い顔してるし。

めんどくさいドライバーにあたってせっかくの旅行を台無しにしない為にも、わたしがおすすめする対策がこちら。
■ UberやPick Meなどの配車アプリを利用する
■ メーターのないトゥクトゥクには乗らない
■ 「〇〇を案内してあげる」と言われたら「間に合ってます」と答える
■ ホテルや観光スポット前で客待ちしているトゥクトゥクではなく流しをつかまえる
■ 饒舌なドライバーには警戒する
 



私の経験上、良くしゃべるドライバーほど降りるときになって値段を釣り上げようとしたり、頼んでもないのにお寺を案内しようとします。不愛想でムスっとした顔のドライバーほど仕事できるナイスガイですのでお間違えなく!

バスでは痴漢とスリに注意が必要

かつてコロンボからジャフナへ向かう夜行バスに乗った時、私も痴漢にあったことがあります。
夜行バスにかぎらずローカルバスでも時々痴漢が出るようです。
女性のみなさんはくれぐれもお気をつけて!

参考までに私の体験談を。30代とおぼしきそのスリランカ人男性はもともと夜行バスの後方に座っていました。バスが走り出してしばらくしてから、なぜか私のひとつ前の座席に移動してきて(わざわざ交代してもらって)ちらちら見てくるのです。「気持ちわるい人だなぁ」と思いつつも、目をつむって寝ようとしました。すると…。前から手が伸びてきて私のひざをサワサワと触ってくるではありませんか。

きもーーーーーーっい‼

痴漢って横からくるイメージがあったので、まさか前から必死に手をのばして触ってくるとは予想外。油断してました。しかもその男性、時々振り返りながらウインクしてくるんです。

きもっっっっ‼

なんなの、「俺ってイケてるだろ?」と言わんばかりのその自信満々なウィンクは!すぐさま相手の肩に蹴りをいれてやりました。



スリランカは仏教国であり、性に関して閉鎖的で真面目なイメージがあってので大ショック。抑圧されてるから歪んだ形で表現する人が出てきちゃうのか…、なんとも不愉快な出来事でした。

また、ローカルバスでは時折スリが出るようです。お財布はファスナー付きのカバンに入れるなど、基本的な対策はしっかり行いましょう。

観光地価格のおみやげもの屋さんに注意

ガイドさんやトゥクトゥクドライバーに薦められて、スパイスガーデンやジュエリーショップ、スリランカサリーなどのお土産もの屋さんを訪れる時はちょっと注意が必要。なんとなく行ってしまうとお店の人の巧みな話術に乗せられてついつい高額商品を買ってしまった…なんて話をよく聞きます。



よく聞きます…ていうか、私が実際に買っちゃってます(笑)
はじめてスリランカをパッケージツアーで訪れた時に、宿泊先のドライバーさんに案内された宝石屋さんでついブルーサファイアのネックレスを買ってしまいました。値段は聞かないで…。

もちろん気に入ったものが見つかって納得しているなら良いのですが、このような場合お店に連れて行ってくれたドライバーさんに3~4割のマージンが支払われていることをお忘れなく。その分上乗せされていると考えて良いでしょう。

高額な商品ならいったんホテルに戻って一晩考える心の余裕をお忘れなく。(私もね!)

甘い言葉をささやくビーチボーイに注意

ヒッカドゥワやウェリガマ、ミリッサなど沿岸部のリゾートには外国人女性を狙ったビーチボーイが生息しているとかいないとか…。「サーフィンを教えてあげる」⇒「きょうの夜一緒に飲まないか」⇒「好きになってしまった。付き合ってくれ」などと言葉巧みに女性に近づき、結婚詐欺まがいのことをするスリランカ男性もいるそうです。



近年、ビーチエリアはロシアや欧米からの観光客でいっぱい。一部の人たちがドラッグを持ち込んだりお酒に酔って暴れたりするというニュースも聞きます。ビーチリゾートでは開放的な雰囲気の中でついつい気が緩みがちですが、お酒のグラスをそのままにして絶対に席を離れないこと!ビーチエリアで注意すべきはスリランカ人男性だけではありません。

まとめ

あれこれ書いてきましたが、スリランカは私がこれまで訪れた諸外国の中で最もリラックスして過ごせる治安のよい国です。島国かつ仏教国であることから日本人と共通する部分も多く、基本的には道徳心あふれる天真爛漫な人たちばかり。

日本人が忘れたおせっかいと人懐っこさをもつスリランカ人の魅力
はじめてスリランカを訪れてから2年半が過ぎました。行くたびに新たな魅力を発見し、何度行っても飽きることがありません。海外旅行初心者で外国語恐怖症だった私がここまでスリランカにハマるのは、スリランカの治安の良さとスリランカの人たちの人懐こ...


怪我をしたり、命の危険を感じるような怖い目に遭ったことはこれまで一度もありません。

ただし!どこの国に行っても一定数の「悪い人たち」は存在します。女性のひとり旅であればなおさら適度な警戒心(自戒をこめて…)を持って、旅を楽しみましょう。



 

 
PROFILE

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srilankagohan

スリランカに魅せられスリランカで人生変わったアラフォー♀
東京でフリーアナウンサーをしていましたが、現在は日本とスリランカを行き来しながら自由なライフスタイルを模索中。
スリランカ旅やスリランカごはんの情報を発信しています。

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