キャーマスートラでスリランカ料理の進化をみた

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コロンボで高級路線のスリランカ料理店といえば、真っ先に名前が挙がるのがこちらのレストラン。シャングリラホテルの中に店を構える「キャーマスートラ(Kaema Sutra)」です。『洗練されたスリランカ料理』がコンセプトで、伝統的な調理方法にアレンジを加えて盛り付けも斬新なお料理ばかり。私にとっては憧れのお店ながら、2度チャレンジしていずれも臨時休業…。3度目の正直でやっとたどりつくことができました。

キャーマスートラのコンセプト

キャーマスートラは、有名シェフのダーシャン・ムニダサさんとボリウッド映画で活躍するスリランカ人女優のジャクリーン・フェルナンデスさんが2014年にオープンした高級スリランカレストラン。もともとはインディペンデンススクエアにありましたが、2017年末に新しくできたシャングリラホテルに移転しました。

たいまつの灯りがゆらゆらときらめく店内。ホテルらしくムーディーで高級感あり。スリランカの伝統的な魔除けのお面がズラリと飾られていて圧巻です。

ただ、ちょっと暗すぎる気も…。料理の写真がきれいに撮れない!

テーブルツールも個性的

お水用のコップや塩コショウ入れも魔除けのお面がモチーフ。



なんだろう、いつも誰かに見られてるこの感じ…。

メニューはこちら。



メニューを見るかぎり、むちゃくちゃ高いという訳ではありません。ダールカレー(パリップ)が400ルピー、日本円で230円くらい。

そんな中で圧倒的にお値段が高いメニューがありました。上の写真の右上に注目!ぶれぶれだけど、かすかに読めるそのメニューは…

一番人気のカニカレー

ほとんどのメニューが400~1200ルピーの中、お値段ぐんと上がって9600ルピーなのがカニカレー。



どどーん、こちらです。

器からはみ出そうな大きさの蟹が鎮座してます。これ、お値段以上のおいしさ‼スリランカカレーに9000ルピーってどうなのと思ってたけど、もうこれはいつも食べてるカレーとは別物!キャーマスートラ行ったら蟹カレーは絶対食べたほうがいいです。蟹のダシの染みでたカレーがとまらない、とめられない。

ただひとつ難点は、とにかく食べにくいこと。ひたすら無言で蟹肉ほじくり返す時間が続きます。日本にあるカニスプーンが欲しくなった!次は日本から持っていこうと誓いました。



蟹カレー・海老カレーのほか、どのカレーを食べても美味しかったです。盛り付けやお皿など、魅せ方としてのプレゼンテーションは前衛的ですが、ベースとなる味は伝統的なスリランカ料理だなと感じました。決して攻めすぎてなくて、洗練されたおいしさです。

新しいスリランカ料理のアイデア

スリランカ風コロッケといえば「カトレットゥ」。普通はライスアンドカリーの付け合わせとしてちょこんと乗っている可愛らしいサイズです。

それがキャーマスートラの手にかかると…。



ぼけてる。カプリチョーザにこんなメニューあったよなーって懐かしくなりました。



中からゆでたまごも登場。

シーニサンボルという玉ねぎを甘く煮詰めた和えものも、キャーマスートラではアボカドをうつわに見立てて提供。



そして、アーッパ(ホッパー)はこんな感じで運ばれてきます。



おしゃれ!

メニューを見てると、スイーツ系アーッパの種類が豊富!この日はワイン飲みすぎて酔っぱらっていたのでデザートは断念しましたが、次こそは!

このようにいつも見慣れたスリランカ料理が、思いもよらないアイデアをプラスして斬新な盛り付けで登場するのがキャーマスートラの魅力。

アクセスはこちら



キャーマスートラはゴールロード沿いにあるシャングリラホテルの4Fにあります。

【Kaema Sutra】
電話  (94) 11 788 8288
メール kaemasutra.slcb@shangri-la.com
営業時間 17時〜24時(月〜木)
17時〜翌2時(金、土)

ホームページはこちらから>>>

ローカルな雰囲気あふれるお店で食べるザ・スリランカカレーもいいけれど、キャーマスートラで新しいスリランカを味わうのもおすすめです。


 

 
PROFILE

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srilankagohan

スリランカに魅せられスリランカで人生変わったアラフォー♀
東京でフリーアナウンサーをしていましたが、現在は日本とスリランカを行き来しながら自由なライフスタイルを模索中。
スリランカ旅やスリランカごはんの情報を発信しています。

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